Category Archives: Books & Goods

こんなのも作ってみました。

photo上越には歴史のある高田の陸自がありまして、こんな生地も手に入ってしまうのであります。あちこちで内戦が起きていて世界中がもうヤバいかなあという時だからこそ、あえて作りました。迷彩柄というとどうも軍モノの様で何とかならないかと考えてステッチを赤にしてみたりして。わざわざ迷彩なのに赤で目立てさせ、そのイメージを”ピース”に向かっていきたいということです。まあこんなこともしてみました。
もっともアウトドアグッズというのも大きな戦争が起きるたびに素材が開発されたり、機能性の向上をしていて軍モノとは深い繋がりがある歴史だけれど、キンズキャンプの想いは軍モノ素材に拘ってモノ作りをしている訳ではなくて、実体験を通しての思い入れ具合でデザインするので、軍モノに関してはどちらからというと古典的な”ピース”な着方が中心です。このあたりを大切にしていきたいと想っています。

新しい本に精を出そうかな

正月ももう半ばを過ぎてしまいました。今年こそはもっと書き込もうと2週間前に思っていたのですが…
以前にバイク誌で連載していたものなんですが、そのままなかなか本にならないので、リライトしながら整理をし始めています。またここでは以前の写真ではなく挿絵を挟んで行こうと計画しています。こんな具合です。こんなイラスト入りのTシャツも造ってみようかとも思っています。

 

illust どれだけ走ったのだろうか。走っても、走っても辿りつかない遠くの景色。熱く乾いた空気、そして30℃を越える気温の中、アスファルトに描かれたセンターラインだけが時間の経過を実感させる。 トライシティ(ワシントン州)をスタートして、その日のうちにカナダとの国境を越えようと、アメリカ北西部のデザート地域を私たち親子はバイクで北上していた。
「青空だけで何もない。雲がひとつでもあったらいいのに。早くガス給油で止まらないかな…。父さんはどうしてこんなことをしにボクを連れてきたんだろうか?父さんがバイクで走るのはいつものことだけれど、なぜ僕もバイクに乗せるんだ。それに何でこんなバイクでなけりゃならないんだ。お尻は痛いし、風の音もうるさい。それにしても熱いなあ…。」シュンカはバックシートでつぶやいた。

 


キンズキャンプの基本T

photoキンズキャンプTシャツの中でいつでも基本となってきたのはポケットTだ。普段でも自分自身ポケットTを着ていることが多い。でも数でさばく近年の流通では手に入りにくい環境だ。しかしこのアイテムがキンズキャンプでの繰り返されたカタチとなってもいるので、これからはベーッシックなアイテムとして作って行こうと思っている。今その段取りをしている。2012年からはキンズキャンプの基本アイテムにするつもりだ。
勿論今まで通り色々なメッセージTも作って行く予定だ。またこのところキンズキャンプのブランドアイテムとなった”DEADWOODKID”や”流木羽根ロゴ”もレジスターすることができたのでこれからは色々と面白いものさらに作って行こうと思っています。みんなから”どこで買えるのって”聞かれるんだよね。そのあたりも何とかしたいねえ…

十年後に作られた第一号の復刻版も存在しています。

photo左が1994年に作られた第一号Tで、右が2004年キンズキャンプ T10年目として復刻したモノです。周りのバイクも経過に伴い多少変化しているのに気がつきますか、大きな違いとしては “KIN’SCAMP” のロゴを変えてあります。またこの頃はKINの後にアポストロフィも入っています。現在ではこれは省略されました。
こうして見ると最初のTもなかなか味があるなあ。この第一号持っている方、今度どこかで着てきてもらえたら何かプレゼントします。僕はいまだに時折着ていますが…流石にだいぶ縒れてきました。もうひとつ。この十年でTシャツの黒の色が変化していることが分かります。以前の黒の方が好きだけれどね。

高速バイクの2人乗り解禁T

photoその当時高速道路の2人乗りは違法でした。そこでキンズキャンプではこのTシャツとパーカーを作って、「高速2人乗りは権利ではないのか」とうたいました。元々この法律は昭和に高速道路ができた頃の設定でバイクの能力が高速に適していないこと等の理由からのものです。もちろん保険にしても2人乗りを設定していなかったことなどからいつまでも解禁されてはいなかったのです。その頃ハーレーダビッドソンジャパンも誕生し、そちらにもお願いしてなんとか国にまで上がりました。そして走行可能に至ったのでした。1995年春

これが”キンズキャンプ”ファーストT

photo

photo

フと気がつくと、Tシャツにメッセージを載せることを初めて十数年の時間が経過している。その当時ハーレーTシャツはカスタムショップなどでもそこそこ手に入り初めてはいたのだけれど、チョッパー文化というかバイカー文化というか、どこぞに所属するものでもないのだろうけれど自己主張の強いメッセージTは手に入りにくかった。勿論メッセージTとして「I  LOVE  N.Y」なんてえのはあったけれどバイカー特有のウィットの聞いたカウンターものは少なかった。
ちょうどその頃キンズキャンプのトレードマークとして流木ウイングを使い始めた。そして周りの友人たちとそのバイクをラウンドにしてキンズキャンプ第一号のTシャツが誕生したのだった。1994年春。