20数年来の付き合いの親しい先輩がインディアンを手に入れたそうです。とても嬉しそうでした。以前はとんでもなく早いパンヘッドをブン廻していたおっさんです。名神の養老で分かれて、数時間後に東京の自宅の奥さんに連絡すると、もう戻っているとのことでした。ぴっちりセットされたパンヘッドはオイルの循環が良好であればどこまでもガンガン回るとはいえ、リジットフレームで400キロ弱の高速を一回の給油のみで四時間を切るか切らないかで走っていました。ツインカムに乗っている人たちには、どうといったことではない話かも知れませんが。当時はめちゃくちゃな話でした。そんな先輩が今度はフラットヘッドです。
でもチョイとばかり話が進むと”バイクは走ってナンボ”ということになりました。古いバイク乗りはどんな貴重なバイクでも持っててナンボではなく、走らなけりゃ嬉しくないという僕らなりの話で落ち着きました。僕はきっちりとレストアされたインディアンはハーレーのフラットへットより良く出来ていると思っているので、組み上がりを楽しみに近いうちにまた走りますかということです。ただ20数年前には3・40年前のバイクでも、既に60年以上前のバイクということになっている訳ですから、どうなることかな。今度はゆっくりとインディアン太鼓のような排気音を楽しみながら下道で走りますか。
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