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Vラリーに思うこと

photoKinscamp helping children, in need !

来月の18日 岩手県藤沢スポーツランドで開催されることになったVラリー。
この大震災で大変なことになってしまった三陸気仙沼から主催場所の藤沢スポーツランドまでは約20キロ、主催側とて尋常ではない環境だ。当初、開催を延期することも考えていたようだった。そんなウワサを聞いて僕は主催側の一人でもあるIさんに連絡をした。そして東北地方でここまで続けてきたこのミーティングを断ち切らないようにお願いした。というのも個人的にも日本のバイクシーンにおいてもこのミーティングは大切にしたいものだったからだ。このスポーツランドはモトクロスのコースを持っており、少年ライダーたちの貴重な場所でもある。近年バイクレースといってもなかなか協賛を得ることはなかなか難しく、前のクリコマの地震でもコースの修復すら大変だったことを昨年の参加で聞いていたからでもある。
東日本大震災後現地に行ってみて、僕は東北のスターティングオーバーにはまだまだ時間がかかるのではないかと感じる。三年か、五年か、いずれにせよ国レベルの支援をあてにしてもそれはそれは大変なことではないかと思う。そんな中その厳しい環境をもろに喰らうのは子供たちだろう。幼児や小学生はもちろんのこと、僕が心配するのは特に何かが嫌になってしまっている10代の少年たちだだ。早くから目標を定めて小さいうちから向かうことを要求されるこの時代にいて、こうなってしまっては何かを諦めるにしても再開するにもその判断を失ってしまいそうだからだ。そしてその環境を整えるべきまわりの大人にしても大変なエネルギーが必要だからだ。
こんな時こそまわりの大人が全国のバイカーと繋がっていて、元気にその力強さや想いを見せてやるべきではないかと勝手ながら思うのだ。

こんな時のバイカーズミーティング。

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バイカーズミーティング。その存在感はどうしても野外型宴会、それこそ花見と同じようなカタチが日本では定着した。僕ら日本人バイカーにとっては日本製らしいカタチに落ち着いている。しかし今のようなに日常が大きく変化せざる終えない事態になると先ずは二の次となってしまう。バイカーズミーティングがそんなに偉いものを目指しているものではないかもしれないけれど、こんな時に開催して非難を浴びるようなものではないとおもう。

僕らが知っていることで良いアイディアがある。僕らがバイクミーティングを通して知っていることがあるはずだ、ひとりでプレッシャーに悩んでいるより、数でできることがある。
例えばバイクで走 って現地で1リッターのガソリンを主催者が用意したドラム缶に一人一人が継ぎ集めたなら、500人集まれば500リッター置いて来れる。もちろんガソリンを必要とされているロケーションに限るし、あくまでも安易な発想でそこまでに多くのガソリンを各自で消費はしてしまうのだけれど、バイクミーティングで僕らが知っていることはそういったことではなかったのかと思うのだ。